カーボン・CFRPの開発設計ノウハウ
アクティブサーモグラフィによるCFRPの非破壊検査
弊社ではより高品位なCFRP成形のため、常日頃から検査、試験を行っております。 今回はその一つ、「アクティブサーモグラフィ」による非破壊検査をご紹介致します。
※記載しているデータは一例であり、実際の製作物の形状、工程、素材等により大きく異なる場合がございます。 詳しくはお問い合せ下さい。
非破壊検査とは
非破壊検査とは、読んで字のごとく、対象を破壊せずに検査する方法です。目視によるチェックもその一つと言えます。 また表面だけでなく、内部の状態を検査する方法も存在します。超音波や赤外線等を照射し、その反射を測定するもの、許容応力の範囲内で負荷をかけ、ひずみの変化を見るもの等があげられます。
非破壊検査では対象物の状態が維持されるため、納品物の品質チェックや、破壊してしまっては得られない対象物内部の状況を確認することが可能です。
アクティブサーモグラフィの仕組み
「アクティブサーモグラフィ」は、対象にハロゲンランプ等で熱エネルギーを照射し、熱の伝搬、反射状態を赤外線カメラで取得することで、内部構造を明らかにします。非接触で、対象物の形状の制限が少ないことが特徴です。
測定例
測定の例を示します。ここでは接着したCFRPを観察しています。
目視では確認できない内部の接着状況を観察することができました。
テックラボでは寸法や表面だけでなく、内部状況についても性能や安全性に関わる重要な項目として認識し、品質評価を行っております。 より詳しい評価方法のレクチャー、検査依頼等も承っておりますので、お気軽にご連絡下さい。
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